7月15日(日)に行われる福田神社の例大祭で、30年ぶりに子ども達が山車に乗って太鼓を叩く「子ども囃子」が復活する。5月から毎週土曜日に柳橋自治会館に集まり、練習に励んできた子ども達。その成果を発表できる日を、今から心待ちにしている。
指導するのは「福田囃子獅子舞保存会」(柴田定満会長・23人)のメンバー。柴田会長によれば、30年前には「子ども囃子」は福田神社例大祭の目玉だったという。それが太鼓を叩く子どもが減り、いつしかなくなってしまったそうだ。以来、保存会のメンバーが太鼓を叩き続けてきたが、会員の高齢化もあり、将来を担う子ども達に太鼓を教えたいと思うようになった。
そこで今年3月、福田神社周辺の緑ヶ丘、山下、富士見ヶ丘、柳橋の各自治体の協力を得て、太鼓を習いたい子ども達を募集。「正直、1人も来ないかもしれないと思っていた」という会員の不安をよそに、幼稚園の年中から小学6年生まで、8人から応募があった。
太鼓に触るのも見るのも初めてだった子ども達。バチの持ち方から教えなければならず、当初は間に合うか不安だったという。ただ、「子ども達は覚えるのが早い」と会員が舌を巻くほどの上達を見せ、今では全員がお囃子の1曲「岡崎太鼓」を叩けるようになった。
「ずっと続けてもらうのは難しいと思うが、この子達が大人になった時に太鼓を習ったことを思い出して、また叩いてくれたら嬉しいですね」と柴田会長。
例大祭は午前10時から午後8時まで。例大祭後も活動は継続していく予定だという。
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