寄稿 ツリガ存続の道は 大和市議会議員 小倉たかお
中央林間にある「緑野青空こども広場ツリーガーデン」通称「ツリガ」は、子ども達にとって格好の遊び場です。天気の良い日は多くの子ども達が歓声を上げて遊んでいます。もともと行政の呼びかけで、樹木と間伐材を使用して地元住民が作り上げた、自然を活かしたこの冒険遊び場は「危険」を理由に今年度末で廃止されようとしています。
手作り感いっぱいのデッキに登ってみると確かに危険を感じるところはあります。ターザンロープやブランコなど、夢中で遊んでいるなかに人が足を踏み入れればケガもするでしょう。しかし子どもは、そんなドキドキ感のもとで遊ぶのが好きです。チャレンジ心をくすぐるこのツリガに魅力を感じていることでしょう。
協働パートナーである管理運営委員会や利用者の皆さんと話し合うことのない一方的な廃止に多くの市民が声をあげています。危険箇所があるならば、調査して改善するなど安全に遊べるよう対処する、行政が安全管理に責任をもてないのであれば、指定管理者に運営をお任せする方法もあるのではないでしょうか。
そのような方策の協議をおこなわず一方的に廃止を決めたため、利用者と行政の間に隔たりが拡がっています。全国で200箇所以上あるとされる冒険遊び場の運営方法なども研究し、ツリガに欠落している部分を検証して存続させる、そのような話し合いの場を今一度、考察願いたい。
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