大和市に夏の到来を告げる「神奈川大和阿波おどり」が7月28日(土)・29日(日)に、大和駅周辺で行われる。
今年のテーマは「すべては笑顔のために」。太鼓やかねの軽快な音色と共に、60連・2500人が出演し、街を盛大に練り歩く。
祭りを円滑に進めるために欠かせないのが、ボランティアスタッフ。その中心となり活動しているのが市川典子さん(53歳)だ。
市川さんは新橋通りの出身。20年前に息子さん2人が「新橋連」に入ったのをきっかけに、阿波おどりの運営を手伝うようになったという。その段取りの手腕が周囲から評価され、実行委員会に名前を連ねるように。「気付けば5年前から、ボランティアスタッフのまとめ役になっていた」と笑う。現在は座間市に住み保育士の仕事をしながらも、阿波おどりのために奔走し続けている。
そんな市川さんが「一番大変」だと話すのが人集め。ボランティアの仕事は、場内での案内放送、連の誘導、グッズ販売、ごみ拾いなど多岐にわたるため、まとまった人数が必要になる。そこで市内の高校や企業を歩いて回り、協力を呼びかけている。そのかいあって、今年も高校生を中心に2日間で延べ200人の希望者が集まった。
また、事前準備も重要な仕事。スタッフ全員で集まるのは難しいため、タイムスケジュールや注意事項などは文書にして全員に配布。ゲスト用の弁当の手配や、スタッフTシャツの発注と渡す方法の段取り、迷子の案内用紙の作成まで、仲間の協力を借りながら準備は大詰めを迎えている。
「私達の仕事は、踊り子さんに気持ちよく踊ってもらい、来場者に楽しんでもらうこと。『いいお祭りだった』と言ってもらえると疲れも全部吹き飛びます」と市川さん。
大和の熱い夏が、いよいよ本番を迎える。
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