大和駅前にある手作り品販売店「あっとボックス」が、開店から7年を迎え売り上げを伸ばしている。その背景には、大和駅周辺の商業活性化を目的に開催されている「やまとプロムナード古民具骨董市」がある。
あっとボックスは、店側と月額1050円から4200円で貸ボックスの利用契約を結んだ利用者が、手作りの品物を持ち込んで店内に陳列し、売り上げの1割を店側に支払う仕組み。貸ボックスの種類は大小140あるが常に満杯で出店待ちが絶えない人気ぶりだ。
この店は、大和駅周辺の商店主らが組合員となって運営する協同組合やまと商業活性化センター(内藤敏夫理事長)が運営している。
2003年に設立された組合は駅前共通のポイントカード「TOMOカード」を運営し、プロムナードで各種イベントも開催。西側プロムナード沿いではアンテナショップ「とれたて大和」も運営している。
あっとボックスは、県の商店街活性化支援事業を活用して2006年に開店。「県内で開店した同業店舗にはすでに閉店した店も少なくない」と関係者は話す。
この店の繁盛の背景にあるのが、大和駅東西プロムナードで毎月第3土曜日に開かれている「やまとプロムナード古民具骨董市」。 同店では骨董市の協力を得て、昨年1月から開催日の会場に店内の手作り商品を持ち出して販売し、手作りチラシで店舗をPRしている。
そのかいあってか、当初は毎月60万円程度だった売り上げが、今では100万円を超えるようになった。
骨董市の実行委員長で活性化センターでも専務理事を務める山瀬喜三郎さん(64歳)は「貸ボックスの利用者には、手作り品の材料となる古布を骨董市で仕入れる人もいる。買い物客のニーズも似ているのでいろいろな相乗効果が期待できる。今後も互いに協力し合い地域商業の活性化につなげていければ」としている。
あっとボックスでは今月末まで7周年記念セールを開催中。
問い合わせは、【電話】046・260・7338へ。
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