いじめが深刻な社会問題になるなか、大和市教育委員会(滝澤正教育長)と公立小学校校長会(北大和小・關(せき)由紀夫会長)、同中学校校長会(上和田中・内澤建治会長)が、夏休み明けの授業再開日となる8月27日に市内の公立小中学校全校にいじめ緊急メッセージを発信することになった。
教育委員会指導室によるとこの取り組みは、8月10日に大和市教育委員会が実施方針を固め、小中学校長会や教育委員との間で文案や周知方法などを調整した。27日に、作成したA4版のチラシをもとに全校の教師が各クラスで児童生徒に伝えるという。
メッセージでは、いじめを「どんな理由があっても絶対に許されないもの」と位置付け、児童生徒の1人ひとりに「大切な大和市の子ども。幸せに生活する権利(人権)を持っている」と自覚を促したうえで、「みんなでいじめのない楽しい学校をつくろう」と呼びかける。
さらに、いじめを取り巻く環境にいる児童生徒を「いじめている人」「いじめられている人」「はやし立てたり面白がっている人」「かかわらないようにしている人」の4つに分け、それぞれがとるべき対応策などを明示している。ほかにも、保護者へのメッセージや2008年10月に採択した「大和市『ストップいじめ』宣言」も掲載する。
この取り組みについて滝澤正教育長は「大和市の小中学生1人ひとりが、いじめは人がよりよく生きるという権利を奪うことで、けっして許されない行為、ということを真剣に受け止め、『いじめは、しない!させない!ゆるさない!』とする大和市のストップいじめ宣言を実行できるよう、夏休みが終わり授業が再開されるこの時期に改めて市内全校で一斉に指導強化を図ることにした」としている。
【PR】タウンニュース政治の村
神奈川県内および東京都町田市の全政治家(首長、市町村議会議員、県議会議員、都議会議員、衆議院議員、参議院議員)約1,000人のデータが検索できます。
|
|
<PR>
大和版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>