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取材協力/海老名総合病院 医療レポート 脳の病気の救急対応 林 正孝 脳神経外科医長
海老名、大和、綾瀬、座間、厚木の県央域の中で脳神経外科を単科で当直し、24時間、365日救急の受け入れを行っている数少ない医療施設が海老名総合病院の脳神経外科。今回は林正孝医長に同科の救急体制について話を聞いた。
-海老名総合病院の脳神経外科についてお聞かせください。
当科では、24時間脳卒中や頭部外傷などの救急患者を受け入れる体制をとっています。また、急性期だけでなく脳腫瘍や脳の血管が細くなったり、詰まったりする慢性脳虚血患者に対する手術も積極的に行っております。もちろん救急車で運ばれてくる患者だけでなく外来を訪れてくる患者にも対応いたします。救急患者は医師だけでなく、治療にあたるすべてのスタッフが揃っていないと受け入れできません。そういう理由から当院のように、受け入れられる医療機関は限られてしまいます。
-救急搬送で多いのは
やはり脳梗塞です。発症から3時間以内であれば血栓を溶解する点滴治療を行います。また当院ではそういった治療で効果のない患者に対して血管の中から血栓を取り除くMERCIと呼ばれる新しい治療法も行うことが可能です。またくも膜下出血患者も多く開頭クリッピング術を中心に積極的に行っています。突然の意識障害、半身の麻痺、しびれ、激しい頭痛などの症状が現れたら、脳卒中の疑いがあります。最初の治療で大きな「差」が出ます。その際はすぐに救急車を呼んでください。救急隊とも連携をとり、24時間受け入れ体制を整えています。
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