地域の人たちが集まり、正月飾りを一緒につくる催しが12月23日、上和田コミセンで行われ、40人が参加した。大和市南部の上和田、上和田団地、旭ヶ丘,善光明の4自治会が合同で開催した。
この催しは1993(平成5)年に始まった行事で今年が20回目。地域の農家の協力を得て稲ワラを調達し、お飾りに使う御幣(ごへい)や橙(だいだい)、昆布などの材料も自治会が一括して取り寄せている。
20年前から参加している遠藤功一さん(68)は「年々参加者が減っていますが、毎年の恒例行事として楽しみにしている。材料を持ち帰って家でつくる人もコミセンに来て一緒につくる人もみんなで良い正月を迎えられたらうれしい」と話す。
主催する自治会の加入世帯数は合わせて約2800世帯。20年前は珍しさや懐かしさも手伝ってか参加者が400人を超えたこともあったという。
最近は核家族化や高齢化が加速し、新しいマンションなどの集合住宅も増えていることから、自治会への加入世帯そのものが減少傾向にある。
そうした中でも、年末に地域の人たちが一堂に会すこの催しは、地域のきずなを確かめ合う貴重な機会にもなっているのではないだろうか。
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