大和市議会(大谷仁議長)の2013年第1回定例会は、3月4日までにすべての常任委員会が開かれ当初予算案など市長提案の26議案すべてを原案可決した。14日からは一般質問が始まる。
過去最大の総額657億7千万円となった一般会計当初予算案は、2月27日の環境建設常任委員会(宮応扶美子委員長)、28日の文教市民経済常任委員会(吉澤弘委員長)、3月1日の厚生常任委員会(平田純治委員長)、4日の総務常任委員会(木村賢一委員長)で所管事項が審査された。
予算案は環境建設と文教市民経済では全員賛成だったが、厚生では共産党の堀口香奈氏が反対、総務ではみんなの党の山本光宏氏と無所属の大波修二氏、共産党の窪純氏が反対して可否同数となり、木村委員長の裁定で原案可決となった。
手当削減案など
今定例会には大和市職員の一部手当の削減や退職金の引き下げに関する議案も提案されている。
配偶者月額1万4千円、その他扶養家族1人につき7500円を支給している扶養手当をそれぞれ1千円下げるほか、距離数に応じて支払う通勤手当も1千から2千円下げる。現行2万9800円の借家に対する住居手当は2万7千円に引き下げ、月額1万4300円の持ち家への住居手当は2013年度から3年間の激変緩和措置を経て廃止する。市ではいずれも国に準じた基準に引き下げるこれら手当の削減額を年間約2億円と見込んでいる。
退職金の引き下げも国の措置に準じたもので、これまで平均2700万円だった退職金は2015年度まで段階的に引き下げ、平均2300万円程度となる。
これらの改定に必要な2議案は総務常任委員会で付託審査されいずれも賛成多数で可決された。
3日間で22人
一般質問の予定主な質問内容は次の通り。=敬称略
▽3月14日(木)/中村一夫(地域活性化)、山本光宏(大和市における道徳)、窪純(施政方針)、古木勝治(情報の発信)、赤嶺太一(施政方針)、山田己智恵(認知症対策)、小倉隆夫(子どもの体力低下)
▽3月15日(金)/宮応扶美子(生活保護制度)、鳥渕優(東日本大震災支援)、井上貢(高齢者専用バス廃止)、中村優子(人と自転車にやさしい大和)、河崎民子(尊厳のある高齢社会の実現)、吉澤弘(施政方針)、大波修二(基地問題)、町田零二(こどもたちの放課後)
▽3月18日(月)/二見健介(レアメタル回収)、佐藤正紀(施政方針)、堀口香奈(保育所)、三枝修(市長の市政行動)、青木正始(自治会・地域コミュニケーション力)、古谷田力(大和市踏切すいすい作戦)、平田純治(大和市政)
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