プロの演奏家を招く大和中学校(松岡路秀校長)の定期演奏会が、3月24日(日)に節目の20回目を迎える。創部から42年、卒業生や地域に支えられる活動への期待がますます高まっている。
大和中学校の吹奏楽部は学校創立からおよそ四半世紀が経った1971年、当時の音楽教諭が創部させた。2003年からは、同校の卒業生で吹奏楽部の出身でもある平石孝太教諭(40)が顧問を務めている。
定期演奏会を始めたのは今から20年前。2004年の11回目からはモスクワへの音楽留学や東京都内のオーケストラにも所属した経験をもつ平石教諭が、親交のあるソロ演奏家(ソリスト)を招くようになった。
地域の支援
和中吹奏楽部は毎年7月に開催される中学生吹奏楽コンクール県央大会に出場。東関東、全国へとつながる県大会への代表権獲得に向けて練習を重ねている。2000年以降では県大会に6回出場しているが、上位大会の東関東大会への出場経験はない。
そうしたなか2010年に初めて全国規模のコンテストに出場した。全国約1千校が録音演奏で応募し、審査で選ばれた130校の中には全国大会の常連校も出場。「おおいに刺激を受けた」(平石教諭)。
和中吹奏楽部の活動を資金面などで支えるのが同窓会だ。同校同窓会では毎年、各部活動に活動資金を援助。吹奏楽部への支援は年間数十万円にも及ぶ。こうした支援は高価な楽器の購入や外部講師の招へい、定期演奏会でのソリスト招待などに使われている。
さらに09年にはOBが小学生を対象とした大和ジュニア吹奏楽団を創設。小中の指導者が連携して音楽家育成に取り組んでいる。
24日(日)の定期演奏会には元レニングラード交響楽団のトランペット奏者アレクセイ・トカレフさんを招く。
第1部は部員62人と大和ジュニア吹奏楽団による演奏、2部では音楽寸劇、3部ではトカレフさんと卒業生が共演する。会場は大和市保健福祉センター。入場無料。午後3時半開場、午後4時開演。
部長の高田奈央さん(2年)は「地域の皆様に楽しんで頂けるよう感謝の気持ちを込めて演奏したい」と来場を呼び掛けている。
問い合わせは大和中学校/【電話】046・261・0892(吹奏楽部顧問・平石教諭)へ。
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