大和市では4月から30歳から39歳の女性を対象とした乳がんの検診に、従来の視触診に加え、新たに超音波(エコー)検査を導入し、選択できるようになった。
この検査は乳腺の密度が高くマンモグラフィ検査(レントゲン検査)では、効果が得られにくいと言われている若年者にも有効とされ、早期の乳がん発見を目的に導入された。自治体による乳がん検診としては、湯河原町、開成町、中井町に次いで4番目の導入となる。
超音波検査は、診察台の上に仰向けになり、超音波で乳房の内部を観察する検査で、体への負担も少なく、妊娠中でも受けることができる。触診ではわかりにくい5ミリ程度の小さなしこりも発見することができるという。
受診方法は、20歳以上の市民に郵送で配布されている「がん検診受診カード」を持参し、市内14の協力医療機関で直接受診する。市内在住の30歳から39歳の女性1万1992人が対象で、実施期間は4月1日から11月30日まで。自己負担金は1200円。
大和市では、40歳以上の女性には視触診とマンモグラフィ併用検診を実施しており、2010年度の乳がん検診の受診率は15・9%。うち17人の乳がんが発見された。
市健康づくり推進課では「子宮がん検診と合わせて、自己の健康管理に役立ててほしい」と話している。
協力医療機関などの問い合わせは、市健康づくり推進課/【電話】046・260・5662へ。
|
|
<PR>
大和版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>