大和市立渋谷中学校(小川輝夫校長)と下福田中学校(柿本隆夫校長)に1日、米国・コロラド大学主催の教員研修グループが訪問し、外国籍生徒への取り組みなどを視察。3年生の生徒約130人と交流した。
訪問したのはデンバーやペンシルベニアなど9つの州の中学や高校の社会科教師12人とコロラド大学、東京大学の関係者ら18人。教師らは、それぞれの学校で日本に関する指導を強化するために、米政府の助成金を活用して4週間の日程で来日し、日本の多様性などについて学んでいる。
大和市にはインドシナ難民を支援する難民定住促進センターが1980年に設立され、98年まで支援が続いた。現在でも、いちょう団地などに多くの外国籍市民が住み、30人ほどの子どもが渋谷中に通っている。
下福田中は、2004年の学区改編まで全校生徒の約1割が外国籍だっため、国ごとに生徒を集め母国の言葉や文化を学ばせる独自の選択教科を設けていた。その取り組みを紹介した論文が英訳され関係者が読み、訪問の打診があった。
下福田中では、選択教科のカリキュラム作りに携わった柿本校長と、日本に馴染めない後輩たちを支援するために若者がつくった自主支援組織「すたんどばいみー」について話を聴き、生徒の歓迎も受けた。
柿本校長は「生徒にとってもいい機会。学校と地域、家庭で取り組む多国籍の子どもたちへの支援ついて説明しました」と話していた。
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