大和版 掲載号:2013年8月9日号
  • googleplus
  • LINE

大和市広報 政治的すぎないか デスク・レポート

政治

 ▽『やまとニュース』という広報紙がある。今年4月に大和市が新たに発行を始めたもので年間1122万円の予算を確保した。すでに4号まで発行され、毎号、市が力を注ぐ施策や事業の実績などを紹介している。毎月2回、自治会を通じて戸別配布する『広報やまと』を補完する意図もあってか、新聞折り込みで発行している。

 ▽その『やまとニュース』に「初の正門『さくら門』誕生!」との記事があった。6月30日発行の第3号だ。庁舎西側に、かまどベンチとマンホールトイレを備えた正門を整備し「市民が市役所に避難しやすくなった」ことや「歴史が分かる案内板」「市ゆかりの6人の手形モニュメント」も設けたことが強調されていた。

 ▽「市からの重要なお知らせや市民の皆さんに至急お知らせしなくてはならないことなどを分かりやすくお伝えするものです」と『やまとニュース』について市は説明している。この目的と照らして過去4回の紙面に目を通すと、特定の政策をことさら強調する傾向があり、市長個人の政治活動に活用できる内容でもある。幹部職員を動員して駅頭配布するチラシにも同様の傾向があることから、政治活動と大和市の広報活動との公私混同を指摘する声も少なくない。

 ▽『やまとニュース』で広報した「正門」の記事には、5600万円をかけて整備したことや、歴代市長と議長の名前、室町時代の武将との由縁を刻んだ石碑を3基設置したこと、誰が「さくら門」と命名したか、といった情報は記されていない。市民のために整備したことを広く知ってもらい、活用してもらうためには、こうした細かい情報にも予断を持たずに触れておく必要がある。

 ▽行政広報は主に、納税など「市民がすべきことへの案内」と、各種手当など「市民生活の向上に役立つ案内」の二つに分けられる。いずれも事務事業へと市民をいざなう役割がある。非常に分かりやすい役割であるため、伝え方が無機質になりがちで「つまらない」と批判を受けることが多々ある。そのいざないに工夫を施せば、市民と行政の距離は一気に縮まり『広報やまと』でも本来の目的が果たせるのではないだろうか。
 

大和版のローカルニュース最新6件

市民が創る「やまと物語」

8月4日・5日

市民が創る「やまと物語」

7月27日号

宿題に、大人も苦戦

EASTリーグ優勝

シルフィード

EASTリーグ優勝

7月27日号

ヤンゴンで理科教室

緑野FCが優勝

緑野FCが優勝

7月27日号

和菓子作り教室

老舗店が監修する

和菓子作り教室

7月27日号

大和版の関連リンク

あっとほーむデスク

大和版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

和菓子作り教室

老舗店が監修する

和菓子作り教室

8月19日ふれあいサロン千本桜

8月19日~8月19日

大和版のイベント一覧へ

最近よく読まれている記事

バックナンバー最新号:2018年7月27日号

お問い合わせ

外部リンク