大和市議会(大谷仁議長)は5日、策定中の議会基本条例の素案について市民から直接意見を聴く「市民説明会」を市勤労福祉会館で開いた。正副議長ら市議24人が出席して、市民約70人と意見を交わした。
議会が不特定多数の市民と直接意見交換したのは今回が初めて。
この日は、条文づくりを担った検討協議会の委員10人が前列に並び、その他の議員が脇に着席するなか、雨の中、足を運んだ市民約70人が素案に対して質問し、意見などを述べた。
市民からは「29回の議論を重ねた情熱と説明会を開いたことは素晴らしい」「現時点ではいい条文。実際の取り組みに期待する」と前向きな声が出る一方、「一般質問の条文がない」「見直し時期があいまい」などとの指摘も相次ぎ「具体性や積極性に欠ける」と批判の声も上がった。
説明会で大谷議長は「これで出来上がって、これでどうだ、というものではない。これからさらに協議してより良い最終案に変えていく」と述べた。協議会長を務めた河崎民子市議は本紙の取材に「市民の皆様の声もとに内容をさらに協議して、12月定例会に上程したい」との意欲を示した。
議会事務局によるとこの日の説明会は「公務」だったが、4人が欠席した。
市議会では大和市議会基本条例の条例素案(全9章22条)を公表し、10月21日まで意見公募して12月定例会での成立を目指す。
問い合わせは、大和市議会事務局/【電話】046・2605503へ。
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