よつ葉朗読の会の代表を務める 光村 紀子さん つきみ野在住 64歳
好きな気持ちは心に響く
○…仲間と一緒に中央林間コミセンで月2回、朗読会を開いている。10月22日には、つきみ野学習センターで結成2周年を記念した発表会を企画。「面白いと思ったことは、とにかくやってみなくちゃ」と朗読にギターやフルートなどの音楽の演出を取り入れる新しい試みも。「聞いた方が『あ、これ好き』という文に出会ってくれたらそれでいい」と優しいアルトの声で話す。
○…朗読との出会いは2年前。「読むくらいなら私にもできそう」と安易な気持ちで始めた。いざ本を手に取ると「なんて抑揚のない声。響きのある喋りなんて雲の彼方。これは発声からやらないと」とのめり込んだ。夢中な姿に「私も混ぜて」と現在は9人の仲間が集まった。純文学から絵本まで各自が読みたい本の一節を持ち寄り、自由なスタイルで朗読を楽しんでいる。「好きな気持ちは、人の心に響くのね」と嬉しそうに目を細める。
○…竿燈(かんとう)まつりで知られる秋田市出身。祖母のすすめで6歳から日本舞踊を習う。「衣装が可愛くてね。厳しく叱られても、次の瞬間にはケロッとしていたの」とお茶目な笑顔。20歳で就職のため上京し、23歳でひとつ年下のご主人と結婚し、大和市へ。「君は猫を1匹抱っこして、ロッキングチェアーに座っていてさえくれればいい」とプロポーズの言葉は今でも忘れない。つい最近まで4人の子どもとの生活で毎日が運動会。「想像していた優雅な生活とは違ったけど、家族が元気でいることが、私の原動力」
○…女性だけの囲碁サークルを8年前に立ち上げ今も代表を務めている。「子どもの頃やった囲碁を思い出し、近所の碁会所に通ったものの、女性は肩身が狭くて…」。友人たちに呼びかけてみると、すぐに反応してくれたという。今では13人の自称「棋士」たちと碁盤を囲む日々。「終わった後の雑談がなかったら、もっと上達しているはず。でもおしゃべりは絶対かかせない」
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