大和市シルバー人材センター(大久保宣正理事長)の入会説明会が8日、市内中央の会議室で行われ、生きがいや社会参加を求めて就業を希望する60〜80代の市民25人が参加した。
60歳以上の会員市民が活躍するシルバー人材センターは、就業で地域に貢献して生きがいを見出してもらうための公益社団法人。
今年10月31日時点で882人が会員登録している。男女比は男性8割、女性2割で70代前半が中心だが、65歳未満が69人、80歳以上も37人いる。30年にわたり除草作業に携わる89歳の女性が最高齢の会員だという。
年間3億円
1981年の設立から会員数は約3倍に増え、受注契約額も年間3億円を超え、会員に支払った分配金は2億9千万円を超える。 約6千件の発注元のうちおよそ9割が一般家庭と民間企業で、行政関係との契約は1割程度。行政の外郭団体ではあるが自立した経営基盤がある。
就業に応じて受け取る配分金は雑所得扱いとなるため年金の減額は原則ない。そのためここ数年で定年退職した団塊世代の入会を見込んでいたが、企業の雇用年齢引き上げなどもあり急増の兆候はまだないという。
センターでは「家事手伝いや除草作業など、近ごろは高齢者世帯からの依頼も増えています。ご依頼いただいたお仕事が就業する人の生きがいとやりがいになる仕組みです」としている。
会員登録や仕事の依頼に関する問い合わせは同センター/【電話】046・263・8600へ。
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