大和版 掲載号:2014年2月21日号 エリアトップへ

薩摩琵琶奏者として活躍する 鎌田 和哉さん(雅号:鎌田薫水) 上草柳出身 42歳

掲載号:2014年2月21日号

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心揺さぶる音楽を

 ○…2月22日の午前中は勤労福祉会館で行われる「母親クラブ大会」に出演。午後からは大和市文化連盟主催の「春の文化芸術祭」にも登場する。生まれも育ちも大和市ながら、意外にも市内でのコンサートは数えるほどしか行っていないそうだ。「日本古来の楽器である薩摩琵琶。そう聞くと堅そうなイメージがありますが、肩肘はらずに美しい音色を聴きにきてほしい」と微笑む。

 ○…「帰りに美味しいものを食べさせてもらえるから」。そんな不純な動機で、母親と共に通った詩吟教室。いつしか興味が湧き、6歳から本格的に学び始めた。中学になると詩吟と並行してギターに熱中。高校時代は髪を逆立てたロック少年だったという。20歳の時、2歳年長の兄とユニット「GOODLAVIN,」を結成し、メジャーデビュー。楽曲を提供した縁で、『ケミストリー』の全国ツアーにコーラスとして帯同した経験もあるそうだ。

 ○…薩摩琵琶を始めたのは20歳を過ぎてから。詩吟の土壌があったこともあり、2006年に「第43回日本琵琶楽コンクール」で優勝。08年には文部科学大臣奨励賞も受賞した。これまで上海万博など数々の大舞台で演奏してきたが、最も印象深いのは昨年。敬愛する大久保利通のひ孫と出会った縁から、没後135年の記念式典に出演した時だったという。「会場に来ていたのが、日本の礎を築いた伊藤博文や岩倉具視、西郷隆盛らのひ孫さん達。あまりの緊張で死ぬかと思いました」と苦笑い。

 ○…弟子たちと共に国立劇場で「薫水祭」を開催することが50歳での目標。そのためにも古典音楽のすそ野を広げ、次の世代に継承することも大きな仕事だと感じている。「オファーがあれば小中学校での出張授業もしてみたい。奇をてらわずに、日本人の心を表現できるのが薩摩琵琶の魅力。自分にしかできない心揺さぶる音楽を作り上げたい」。大きな瞳を輝かせた。

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