東日本大震災時に放送を続けたＦＭやまと
大和市を拠点とするコミュニティラジオ局「ＦＭやまと」（竹下連幸社長／77．７ＭＨｚ）が、３月11日（火）に防災特別番組「もしも、いつでもＦＭやまと２０１４」を放送する。
この特別番組は、東日本大震災から丸３年を迎えることから、改めて個人や地域の防災意識を高めてもらうことが目的。午前10時15分から午後７時まで、防災をテーマに番組を展開する。
放送当日は、宮城県石巻市のコミュニティラジオ局「ラジオ石巻」の職員と電話をつなぎ、震災当時の様子や現在の復旧状況などを聞く。３月11日に行われる石巻市主催の追悼式典の様子などもレポートしてもらう予定だ。
そのほか、災害時にＦＭやまとのスタジオが使用できないことを想定し、マンション屋上にある送信所からの直接放送も行う。市建築指導課職員による無料耐震診断についての話、オークラフロンティアホテル海老名や大和市立病院に被災時の対応などを聞くコーナーもある。
「地域の情報拠点に」
ＦＭやまとは、阪神淡路大震災を教訓に１９９６年に設立。災害時に市危機管理課や広報広聴課と連携して情報を収集し、市から依頼を受けた情報を放送する。また、メールなどで寄せられたリスナーからの独自情報を付加して、地域限定の放送を行っているのも特徴だ。東日本大震災時も、地震発生直後から１１３時間にわたり生放送で災害放送を流し続けた。
同局は「特別番組を通じて地域の防災意識を高めてもらうとともに、地域ＦＭ局が災害時の情報拠点となることを多くの人に知ってほしい」と話している。問い合わせは同局／【電話】０４６・２６４・５０６１へ。
市防災キャンペーン
大和市は東日本大震災の記憶を風化させず、防災意識を高めてもらうため、３月11日に防災キャンペーン「私たちは３・11を忘れない」を開催する。
会場は中央林間駅、大和駅、高座渋谷駅の３カ所。市職員が被災地で撮影した写真パネルや、防災備蓄品、スタンドパイプ消火資機材などを展示する。時間は午前10時から午後３時まで。雨天の場合は大和駅のみで実施。
問い合わせは市危機管理課防災管理担当／【電話】０４６・２６０・５７７７へ。
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