南林間に住む敦賀昭子さん(55)が、東日本大震災の被災者に贈るお地蔵さまを入れるお守り袋を作る活動を続けている。
この活動は、「お地蔵さまプロジェクト」と呼ばれるもので、敦賀さんの友人で、手作り作家の川上幸さん(千葉県・55)が「被災された方の心に寄り添いたい」と手作りの地蔵を贈ることを発案。その際に「そのままではなく、なにか包むものが欲しい」と、手芸作家の敦賀さんに声をかけた。
敦賀さんは試作を重ね三角形のおくるみのようなお守り袋を提案したところ、「かわいらしいし、持ち歩ける」と採用。お守り袋は、ミシンを使い、最後は手縫いでひと針ひと針、丁寧に仕上げる。敦賀さんは、近隣の友人らにも声をかけ、支援の輪が広がった。
全国に広がる活動
プロジェクトは現在、関東・東北を中心に、全国に広がりを見せている。お守り袋やよだれかけをつけた手作りのお地蔵さまは、宮城県や岩手県、福島県の支援ボランティアなどを通じて、現在までに4000体以上が被災者に手渡して贈られているという。
お地蔵さまを持ち表情を和らげる被災者の姿を写真で見た敦賀さんは、「私にもできることがまだある。これからも続けていきたい」と話した。
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