大和市ボランティア講師の会の会長に就任した 大楽(だいらく)朝衛(ともえ)さん 西鶴間在住 77歳
自分自身にまず感謝
○…パソコン・語学・手工芸など、各分野に秀でた市民が講師となり、生涯学習を支援するボランティア講師のまとめ役に4月に就任した。講師は70代が中心とやや年齢層は高め。「若い世代につなぐためにも、もうひとふんばり」と意気込む。各講座の年間スケジュールも落とし込み、滑り出しは順調そのもの。「市民のためにもっと楽しく、面白く。原点に帰る気持ちでがんばりたい」
〇…パソコン講師のボランティアとして15年の経験を持つ。ちょうどパソコンが一般家庭に普及し始めた頃。予約を始めるやいなや満席の人気ぶりだったという。「漢字が画面に現れることが画期的でね。一文字打つごとに歓声がわいたもんです」と得意気。時代が移り変わろうと新しいもの好きの心は変わらない。この春は「iPad講座」も開講した。「皆さんの『知りたい』に応えたい。いつまでたっても勉強です」
〇…スパリゾートハワイアンズで知られる福島県いわき市出身。日本人初のノーベル賞受賞者・湯川秀樹さんに憧れ、物理の星を目指して東京理科大学へ。ところが「学生の魅力は学割」と学問よりも旅行三昧の日々。シュラフとザックを背負って、北海道を一人旅したことも。「持ち金でどこまでいけるか。すっからかんになってもどうにかなる」。卒業後は「北辰電機」で工業計器などの技術開発に携わる。マーケティングや品質管理部門でも活躍し、定年まで勤め上げた。
〇…息抜きは、コーヒータイム。中でもお気に入りはスターバックス。「若い人と話すと元気が出ますね」とスタッフとも顔見知りだとか。奥様と二人暮らしだが、離れて暮らす3人の孫とは「スカイプ」などのオンラインでいつもつながっている。「いい時代になったものです。顔を見ながら話せるのがいい。ついつい長電話」と微笑む。「がんばっている自分にまず感謝。それが人生を楽しく生きるコツです」
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