熱中症 4日までに救急搬送3件 市消防本部が対策を呼びかけ
近年、猛暑により熱中症で救急搬送される人が増加傾向にある。大和市消防本部救急救命課によると、大和市内でも6月4日までにすでに3件の救急搬送があったという。
今年初めての熱中症による救急搬送は5月18日。屋外にいた67歳の男性で、症状は軽症だった。次いで5月31日に37歳の女性が屋外で搬送され、こちらも症状は軽症だった。6月2日には80歳の男性が屋外で救急搬送され、重症と診断されている。
救急救命課によれば、「めまい・立ちくらみ」「筋肉のこむら返り(足がつる)」「汗がとまらない」などを軽症とし、このような症状が出た場合は水分や塩分の補給が有効としている。また、「頭痛」「吐き気」「倦怠感」は中等症とし、涼しいところに移動して水分・塩分の補給を呼びかけている。ただし、自分で水分を取ることが出来なければ病院への搬送を勧めている。「意識がない」「ひきつけがある」「まっすぐに歩けない」「体温が高い」などは重症で、直ちに救急車を呼ぶようにとしている。
同課では「熱中症というと屋外で起こるイメージがありますが、部屋の中でも熱中症になります。実際に昨年は熱中症で救急搬送された人の6割近くが屋内での発症でした。これから本格的な夏を迎えるにあたり、こまめな水分補給と休憩、適度なエアコンの活用をお願いしたい」と話している。
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