今春発足した大和エコライフ委員会の委員長を務める 高橋 多千美さん 上草柳在住 56歳
現状をまず知ろう
○…家庭ごみの減少を考えるダンボールコンポスト講習会に続き、7月に遺伝子組み換えと輸入食品についての学習会を開く。環境問題や食に関心のある40代、50代が中心の主婦らが今春立ち上げた会の代表。市民活動センターにも登録した。「人々が便利な生活、快適な生活を求めてきたなかで、弊害が出てきているところもある。次世代にちゃんとしたものを残していくためにいま私たちがしなくてはいけないことがあるのではないか、と思ったのがきっかけです」と発足の動機を語る。「大丈夫?という疑問や不安な気持ちに対し、まずは現状を知ることから始めていきたい」と意気込みを語る。問題があれば解決するのにはどうしたらいいのかも考えていきたい、とその先も見据える。
○…北海道生まれ。結婚して大和市に嫁ぐ。歯科衛生士の資格も持つ。「母は農家の娘で手作り派。食卓には必ず手づくりの3品がありました。環境や食への興味は知らず知らずのうちに小さな頃からあったような気がします」。夫の転勤で都内や茨城などにも住むなかで、子育てを通して「安全性」への関心が徐々に高くなったという。生協に入って勉強会などにも積極的に参加するようになった。TPPなどもあり、食を巡る環境はいま大きく変わろうとしている。「『ゆでガエル現象』になっていないだろうか」と危機感を持つ。
○…「大和はとても住みやすいところです」とにこやかな笑顔に。子どもを通しての母親同士のつきあいや義父母からの2代にわたるご近所づきあい。「今でも娘のように接していただいて」と声が弾む。ユリの甘い香りが漂う庭には、三つ葉やネギ、バジルのプランターが並び、軒下に吊るされた玉ねぎがのどかな風情。庭先でのバーベキュー、夫と一緒に畑でじゃがいもやナスなどの野菜を作ることも楽しみの一つだ。「家庭が第一というのがやっぱり私のベース。できる何かを伝えていきたい」
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