広がる「スポーツ吹矢」の輪 障がいを持つ人も一緒に
大和市が主催した「スポーツ吹矢教室」が21日に大和スポーツセンターで行われ、8歳から82歳までの24人が参加した。
スポーツ吹矢は、1998年に「健康を目的とした新しい国民的スポーツ」として日本で誕生。33cm四方の的を目がけて息を使って矢を放ち、得点を競う。運動能力や腕力をあまり必要としないため、「年齢を問わず誰でも気軽に始められる」と人気を博しており、大和市内だけでも3つの支部が活動している。
教室で講師を務めたのは(社)日本スポーツ吹矢協会の公認指導員と、大和林間支部のメンバー。参加者は競技の概要や基本動作、吹矢式呼吸法などを学んだ後、実技体験を行った。
またこの日は、難病により車椅子で生活する深見台の山越里子さん(63)も参加。講師の教えに真剣に耳を傾けながら、通常より低い位置に設定された的に向かって矢を放っていた。
山越さんは、「さまざまな障がいを持つ人が日本中でスポーツ吹矢を楽しんでいると聞いて参加しました。障がい者が出来るスポーツは限られているので、競技ができることがすごく楽しい。普段はしない腹式呼吸が難しかったです」と笑顔を見せていた。大和林間支部にも入会する予定で、11月には同じ病気を持つ人たちで作った会に支部のメンバーを招き、体験会を行う予定だという。
大和林間支部の田中啓子支部長(61)は「大会には障がい者の部もあり、誰でも楽しめるのがスポーツ吹矢の魅力です。ぜひ多くの人に体験してほしい」と話している。
同支部は毎週火曜日の午後5時半から、林間学習センターで練習を行っている。問い合わせは【携帯電話】090・4177・3568・田中支部長へ。
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2年ぶり開催笑顔の花咲く3月29日 |
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