地域で受け継ぎ30年 8月3日 下鶴間子ども相撲大会
下鶴間連合自治会(加藤一彦会長)に属する自治会が男子小学生によるチームを組んで対戦する「下鶴間子ども相撲大会」が8月3日に諏訪神社の境内で開催される。30回目となる今大会は、横浜甚句会の会員を招き、相撲甚句なども披露される予定だという。
当日は午前9時から自治会7チームによるリーグ戦と、午後から学年別の個人トーナメント戦が実施される。昼休みには横浜甚句会の会員7人が相撲甚句14句を披露する予定だ。
下鶴間地域と相撲のつながりは古く、大和市自治会連絡協議会や大和市社会福祉協議会の会長などを歴任した濱田賢氏の著書「下鶴間の史話」によると、諏訪大明神は古来より軍神として崇められ、特に相撲の神様として有名だったという。 そこで下鶴間の諏訪神社でも古来より奉納相撲が行われており、明治初期には第15代横綱・梅ケ谷藤太郎が奉納相撲をしたとも伝えられている。その後も相撲熱が盛んだったが太平洋戦争により情勢が変わり、1942年頃を最後に奉納相撲は行われなくなっていた。
現在の子ども相撲大会が始まったのは1984年。青少年の非行化防止や青少年の健全育成を地域で図ることを目的に、当時の下鶴間連合自治会長・土屋堅氏を中心に、商工会や婦人会らが実行委員会を結成。伝統を受け継ぎつつ、新たな形の大会としてスタートを切った。
現在は自治会を中心に体育振興会や消防団、健康普及員、民生委員なども運営に協力する。加藤会長は「まさに下鶴間全体で支えている大会。後世に残していってほしい」と話している。
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