全日本ジュニア・ユース綱引選手権大会に出場する南庭綱引同好会の代表を務める 小見(こみ)純也さん 代官在住 45歳
誇りに思える”故郷”に
○…綱引の日本一を目指し、全国から小・中学生が集まる「全日本ジュニア・ユース綱引選手権大会」。8月10日に駒沢オリンピック公園総合運動場体育館で開催されるこの大会に、神奈川県代表として出場する「南庭タグウォリアーズ」を率いる。1チームは8人。総体重によってカテゴリーが異なり、今回は320kg以下と280kg以下の2つのチームで全国の強豪に挑む。「初めての全国大会ですが、力負けはしないはず」と自信をのぞかせる。
○…11年前に奥様が子ども会の役員になったのを機に、地域での活動に参加し始めた。そこで出会ったのが綱引き。勤務する大和市消防本部に以前「綱引部」があり、知識や指導法を学べる立場だったことから「渋谷西地区対抗綱引き大会」に出場する小学生たちの指導者になった。当初は練習場所や時間もなく、勝てない年が続いたという。「ただ、段々勝てるようになると子ども達の目の色が変わってきた。何とかして勝たせてあげたいと練習方法や駆け引きなども常に勉強しています」
○…がっしりとした体格に似あわず、奥様との「スイーツ巡り」が趣味だとか。また、保護者でもチームを組み、競技者としても奮闘中。両手は常にマメだらけで「綱を握っていないと落ち着かない」と笑う。そのメンバー同士で綱引の試合映像を酒の肴に、杯を酌み交わすことも。そんな時、必ず出るのが地域の先輩への感謝。「理解と協力があるからこそ楽しく活動できている。本当にありがたい」
○…目下の目標は全国大会での優勝。ただし、練習にしても試合にしても無理強いはしない。「あくまでも主役は子ども達。やる気を出してもらう手伝いをするだけです」とにっこり。現在は練習日を増やし、10日に向けて最後の調整に励んでいる。「南庭で生まれた子ども達にとっては、ここが故郷。誇りに思ってもらえる結果を持ち帰りたいですね」と微笑んだ。
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