危機管理課 大雨時の対策呼びかけ 「避難場所の確認を」
猛烈な雨と崩れやすい地質によって多くの人命が失われた広島県北部の土砂災害事故。そこで大和市内での風水害対策について大和市危機管理課に聞いた。
急斜面地11か所
「わが家の防災マップ」を作成し市内全戸に配布している同課によると、大和市内には県が指定する「土砂災害警戒区域」は無い。ただ、地すべりなどが懸念される「急斜面地」が引地川と境川付近を中心に11か所指定されている。
また2005年に改正された水防法により、県と市の調査結果に基づいた浸水想定区域も両河川沿いに広範囲で設定されている。
大和市で河川が氾濫した最後の記録は2004年10月9日。台風22号の影響で引地川が氾濫し、床上浸水1件が報告されている。
川沿いは注意を
大和市では小・中・高校33か所が指定避難所となっているが、そのうち引地川沿いの福田小、下福田小、下福田中と、境川沿いの大和東高、大和東小、上和田中、渋谷中の7か所が浸水想定区域に入っている。
市危機管理課では「風水害時には浸水想定区域内の指定避難所が開設されるとは限りません。河川や急斜面から離れた避難場所を確認しておいてください。また、大雨の中で外出するのに危険を感じた場合は、自宅の2階や近隣の高い場所への避難をお願いしたい」と話している。
災害時の情報は防災行政無線やPSメール配信、車両による広報、大和市ホームページ、FMやまと(77・7MHz)で受け取ることができる。また「わが家の防災マップ」は市内の公共機関でも配布している。
問い合わせは市危機管理課/【電話】046・260・5777へ。
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