20回の節目を迎えた「歌声の会・青麦」の代表を務める 松本 みやこさん 中央林間在住 66歳
歌は人を笑顔にできる
○…今から7年ほど前、地元で活動する「緑野歌声サークル」に出会った。幼い頃から歌好きで、結婚後に声楽を学んだこともあり即座に入会を決めた。「最初は参加する側でしたが、いつしか前で盛り上げる役にされてしまって」と笑う。そこで目にした参加者の満足そうな笑顔に感動を覚えた。「もっと大きいステージに立てたら、もっと喜んでもらえるかな」。そんな思いから「歌声の会・青麦」を2010年に設立した。
○…手づくりの歌本を手に、皆で楽しく歌う「青麦」の活動は2か月に1度。会場は市内の各学習センターだ。1番こだわったのはピアノ・ベース・ドラムによるプロの生バンド。「良い音で歌うと、それだけで上手くなった気分になれるでしょ」と、いたずらっぽく笑う。動員は毎回60人ほどだが、昨年暮れには約百人の来場者も記録した。また、9月28日に行う節目の20回目は、人気男性合唱団「ゆうふぉ〜」の出演もあり、200枚の前売り券が完売したという。「どうなるかは当日まで分からないですが、認知度が高まっていることが素直に嬉しいですね」
○…音楽と並行している趣味は、8年ほど続けている川柳と俳句。市と市教育委員会が主催する大和市さくら文芸祭で、短歌、俳句とも最優秀賞の受賞経験があるそうだ。今でこそ元気そのものだが、数年前に身体のだるさを感じ、病院に行くと「アルコール性肝炎」と診断された。原因はビールの飲み過ぎ。聞けば、料理をしながら350ミリリットル缶を1日5本飲むのが日課だったとか。「変なところでも一途なんです」と苦笑する。
○…今後の目標は全ての回を満員にしていくこと。すでに21回目を12月に林間学習センターで行うことが決まっている。「何回でゴールとも決めないし、誰かに継いでもらう気もない。その時その時、ベストを尽くしていく。歌を歌っていると身体の中の悪いものが出ていく気になりますよ」。満面の笑みが浮かんだ。
|
|
|
|
|
|
|
|
<PR>