列車使用し、総合訓練 消防・警察・鉄道会社が連携
相鉄線・相模大塚駅構内で8日、列車事故を想定した訓練が実施され、主催の相模鉄道(株)から360人、大和市消防本部と大和警察署から合わせて30人が参加した。
この訓練は、市消防本部と相模鉄道(株)が結ぶ「鉄道災害における鉄道事業者と消防機関との連携に関する協定」に基づき、毎年行われているもの。鉄道事故の発生時に各機関が連携し、安全で効率的な救出活動を行うことを目的にしている。
15回目となる今年は、遮断機を突破して踏切内に侵入したトラックと列車が衝突した事故を想定。消防部隊がマット型エアジャッキなどの救助資機材を使用し、列車の下敷きになったトラック運転手の救出などを行った。また、乗客に負傷者が出た想定で、消防・警察・鉄道会社が連携して救出や救護活動を行った。
訓練後、消防部隊の指揮を執った市消防署の佐藤清警備一課長は「実車両を使用した貴重な訓練であり、事故発生時の各機関の役割分担が再確認できました。このような訓練を重ねることで、今後の迅速な救命救助につなげていきたい」と話していた。
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