恋チュン動画で西鶴間の活性化に取り組む 牧野 康子さん 西鶴間在住 48歳
地元愛が止まらない
○…「自分の町の魅力を再発見して欲しい」。そんな思いから西鶴間と南林間の住民や商店、地域のサークルなどに呼びかけ、アイドルグループＡＫＢ48の『恋するフォーチュンクッキー』を踊った自作動画を完成させた。70団体、約５００人が参加した動画は、９月23日の公開から３週間で再生回数３千回を突破。「動画を見た方から『面白かった』『楽しそう』という声が届く、嬉しいですね」
〇…長年慣れ親しんだ二条通り。「シャッターを閉める店も年々増えて、店主たちも元気がない」と心を痛めていた。きっかけは昨年10月。巷で話題だった”恋チュン”の神奈川県バージョンを見たことだった。はじけて踊る姿に思わず笑みがこぼれ、「これ、やろうよ」と友人たちに声をかけた。10人の有志が集まり、今年２月に実行委員会を発足。手分けして回った撮影や振り付け指導の苦労もいい思い出。「最後は徹夜でメンバーが編集をがんばってくれた。何回見ても思いがこみ上げる」
〇…鎌倉市出身。小学校から西鶴間に転居した。小さな頃は体が弱く、学校へもあまり行けなかった。「とにかく絵を描いて一人で遊ぶことが多かった」という。その反動か、高校に入ると「友人と遊び倒した」と笑顔。『ゴダイゴ』や『たのきんトリオ』と流行りものは制覇。コンサートにも通い青春をエンジョイした。高校卒業後は、大和市役所の嘱託などを経て24歳で結婚し、専業主婦に。４人の子どもにも恵まれた。
〇…22歳を筆頭に、一番下は13歳。２女、２男と夫のにぎやかな６人家族。「毎日誰かが友人を連れてくるので、ほとんど家には鍵をかけたことがない」。誕生日は長女の手作りケーキでお祝いするのが決まりだという。趣味は10年以上続けている和太鼓。夏祭りには、はっぴ姿でやぐらに上り、熟練の腕を披露する。「来年にむけ、西鶴間音頭を構想中です。今からワクワクしています」
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