大和市内の子どもたちが、様々な伝統文化を披露する「やまと伝統文化フェスティバル」が14日、渋谷学習センターで開催された。主催は大和市伝統文化伝承事業実行委員会。
同委員会では、伝統文化の魅力を伝えると共に次代の担い手を育てるため、市内在住・在学の子ども達に向けた体験教室「やまと子ども伝統文化塾」を実施。その成果の発表の場として毎年、このフェスティバルを開催している。
当日のステージでは、子どもたちが日本舞踊の演舞、箏や尺八、琵琶の演奏、吟舞を披露。点茶や生け花、百人一首競技かるたの実演もあり、発表が終わるたびに客席からは大きな歓声と拍手が沸いていた。さらに、大和市の無形民俗文化財に指定されている「福田神社囃子獅子舞」と「上和田薬王院双盤念仏」も両保存会によって披露された。
ステージ以外にも子ども達が活けた花を飾った展示ブースや、1年間の活動を伝える写真パネル展も設置。呈茶コーナーも設けられ、子どもたちがお茶をたて来場者に振る舞った。
日本舞踊を披露した高橋若菜さん(15)は「今日は100点満点の出来。完成度をさらに高められるよう、これからも稽古を頑張りたい」と話していた。
やまと子ども伝統文化塾は次年度も継続して行われる予定。問い合わせは市文化振興課【電話】046・260・5222へ。
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