大和市は4月1日から、太陽光エネルギーの活用を支援する事業の一環として、新たに住宅向けHEMS(ヘムス)とリチウムイオン蓄電池設置への補助を開始すると発表した。すでに実施している太陽光発電と太陽熱利用システム設置補助と合わせ、エネルギーの有効活用と市民の節電意識向上をめざす。
今回市が設置費用の補助を行うのは、HEMSとリチウムイオン蓄電池の2つ。
HEMSは、住宅向けエネルギー監理システムのこと。家庭内の電力使用量表示や節電のための家電などの制御、ソーラー発電や蓄電の管理などを行う。一般的に想像される室内ディスプレイでの電気使用量や発電量、蓄電量の表示も、そのシステムの一部となる。
リチウムイオン蓄電池は、夜間など使用量が少ない時間帯や太陽光パネルで発電した電気を貯めておき、夏場日中の電気使用量ピーク時や非常時に、電源として使用する。
市では2009年度途中から、住宅用太陽光発電システム、11年度から太陽熱で水をお湯に変える住宅用太陽熱利用システムの設置に対して補助を開始。今回はそれに続く事業となる。
補助金額はHEMSが1件当たり1万円、蓄電池は1件当たり5万円となっている。今年度の当初予算はHEMSが70万円、蓄電池は50万円のため、補助基数はそれぞれ、70基、10基程度の予定。年度途中でも予算枠いっぱいになった時点で受付終了となる。
対象は、市内の住居に新規、または増設で住宅用太陽光発電システムを設置する市民。すでに太陽光パネルを設置していて、増設などを行わない場合や、申請前に工事に着手している場合などは、対象外となる。
担当の市環境総務課は「今回の補助事業をきっかけに、市民の節電への意識を高めていきたい」と話している。
大和版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
|
<PR>