AED広報動画を作成した大和綾瀬薬剤師会の会長を務める 大塚 孝明さん 南林間薬局代表 55歳
人が相手、だから面白い
〇…「AED(自動体外式除細動器)を、大人はもちろん子どもたちにも広く知ってもらいたい」。AEDの広報動画を4月1日から無料動画サイトで配信を始めた。ドラマの中で心臓発作を起こした大和市のイベントキャラクターのヤマトンを子どもたちが協力して救うユニークな内容が話題を呼び、約2週間で再生回数は4千回に及んだ。「動画を見たことで、いざという時に動ける勇気につながればうれしいですね」
〇…大和、綾瀬エリアにある約70の薬局と140人の薬剤師のまとめ役を担う。薬剤師会が3年前に公益社団法人として再スタートしたことをうけ、これまでの調剤、医薬品の供給に加え新しい試みにも挑戦。薬の正しい知識を伝える子ども向け「お薬教室」の企画や、薬を飲む機会の多い高齢者に向けた飲み忘れを防ぐ工夫も始めたばかり。「調剤室から一歩出て、フレンドリーに話しかけることで、心も開いてもらえる。『かかりつけ薬局』がぼくたちの目標です」
〇…千葉県習志野市の出身。中学時代から「ビートルズ」にはまり、バンドも結成し、ギターの腕を磨いた。明治薬科大学に進学後も勉強よりも音楽に熱中。「部室でDJ気分。音楽をかけては大盛り上がり。追試の数では学内指折りの問題児」。製薬会社に就職するも、「患者さんともっと身近に触れ合いたい」とまちの薬局に転職。27歳の時に南林間薬局に誘われ、現在は代表として現場に立つ。「人が相手だから難しさもあり、だから面白い」
〇…妻と大学生の息子と娘の4人家族。人気バンド『ストレイテナー』の大ファンで、息子と二人でライブを満喫。職場の待合室には、娘が描いた絵がさりげなく飾られている。「よく描けているでしょ。患者さんにも好評で」と父親の顔。仕事帰りには、職場近くの料理屋で一杯。「仲間とも楽しいけど、ひとり呑みも好き。新しい出会いもあり、ワクワクします」
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