バドミントンの世界大会「ワールドモーニングカップバドミントンチャンピオンシップス」が、4月17日から19日にかけて台湾で開催された。深見在住の中丸節子さん(80)が、ミックスダブルスの75歳から84歳部門で金メダルを獲得した。
この大会は、台湾の台北市で毎年4月に開催されているバドミントンの世界大会で、今年で44回目を迎える。誰でも参加できるため、毎回世界10カ国以上から参加者が集い、今年は約4500人が出場した。
中丸さんは、北海道在住の東健治さん(83)とペアを組んで、男女混合で行う競技であるミックスダブルスに参加。種目は年齢ごとに細分化されており、中丸さんペアは75歳から84歳部門に属した。この部門には、他に中国とオーストラリアの選手が参加したが、中丸さんペアが唯一の80代。この3チームがリーグ制で対戦した。
念願かなう
中丸さんと東さんは住まいが離れていたこともあり、試合当日まで一度もともに練習しなかった。それにもかかわらず、二人の息はぴったり。1回戦では中国の選手に勝利、2回戦ではオーストラリアの選手に惜しくも敗れたが、オーストラリアの選手も中国の選手に敗北していたため同点となり、両者ともに金メダルを手にした。
中丸さんは、同大会に5年前から出場し、過去に銅、銀メダルを獲得してきたが、惜しくも金メダルは逃してきた。5度目の挑戦で念願の金メダルを手にした中丸さんは、「世界の大会で金を取れてうれしい」と笑顔で語った。
52歳から練習
中丸さんがバドミントンを始めたのは、52歳の時。友人に誘われ、大和スポーツセンターにあるバドミントンクラブ「さくら」に所属した。現在も約15人のメンバーとともに、月に2回、午前9時から正午まで練習している。中丸さんはクラブでも最年長。「さくらでの活動が元気を与えてくれる」と話している。畑仕事と自給自足の食生活も、元気の源だという。
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