大和間税会の初の女性会長に就任した 竹村 和子さん (株)誠電社専務 66歳
好きな言葉は「前に」
○…先月に開かれた総会で大和間税会の第5代会長に就任した。設立以来23年の歴史のなかで女性会長は初めて。「滞納者が多いといわれる消費税。払うものをきちんと払って、その代り国の方にも使われ方についてしっかり意見を言えるようにしていきたい」と抱負を語る。税務協力団体の一つ。消費税を中心にした間接税納税者の会で、エリアは大和、座間、海老名、綾瀬の4市。会員数は約230人。「他の納税者団体に比べて人数が少ない分、なかでのコミュニケーションが取りやすい。税金の勉強にもなりますよ」とにこやかに説明する。
〇…大分県生まれ。縁あって就職した川崎で将来結婚することになる男性と出会う。技術畑の夫と一緒に座間市内で誠電社を設立したのは1978年。会社では経理を担当し、対外的なことなどもやってきた。「海老名欅ロータリークラブに入ったときも当時の女性会員は一人でした」と振り返る。これまでも「女性一人」の場や会に出ることは少なくなく、地域での女性の社会進出を切り拓いてきた一人だ。その原動力になっているのが、「行かないと何が何だかわからないでしょ。わからないからその場に出て、自分の目で見て情報を確認するの」という信念。前役職の女性部長時代も、県や関東、全国大会へと積極的に出席した。
〇…30代の頃はゴルフも楽しんだが、もっぱら今の趣味は温泉。会員同士での研修旅行にも力を入れている。娘が家の会社に入り、家族の食事なども率先してやってくれるので安心して外に出ることができるという。会長になって一番の課題は、「会員数を増やす」こと。「個人でも入会できるのでぜひ一緒に活動しましょう」と呼びかける。好きな言葉は『前に、前に』。「失敗も多いけれど振り返ってもしょうがない。落ち込んだときも大丈夫と信じて前に進めばいい」。遠かった税の存在がぐっと身近になった気がした。
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