青年海外協力隊として、10月5日からマダガスカル共和国に赴任した 渡邉 佳さん つきみ野在住 24歳
現地の人と協力し合って
○…(独)国際協力機構(=JICA)の事業で、開発途上国の人々のために活動している「青年海外協力隊」。5日から隊員として、アフリカのインド洋に位置する島・マダガスカルのアンバトランピ市役所に派遣された。活動期間は2年間。現地ではレクリエーションの企画をメーンに、スポーツ指導などを行う。「何かひとつでも大きなイベントを行って現地の人に喜んでもらえたら」
○…大学生の時に友人と訪れたカンボジアで「日本人が小学校を建てた」という話を聞き、ボランティアに興味を持った。その直後東日本大震災が起こり、8月からは宮城県を訪問。宿泊場所としてトレーラーハウスを貸してくれるなど、つらい状況下でもボランティアを受け入れてくれる東北の人に強さを感じたという。「被災地では現地の人とボランティアが協力し合っていた。マダガスカルでも自分本位にならずにやっていきたい」
○…横浜市出身。やりたいことがあったら1人で黙々とやる、マイペースな子どもだった。小さい頃から体を動かすことが好きで、中高大学ではテニス部に所属。被災地ボランティアの際に中学校でテニスを教えたことも。大学院では体育学を専攻。「大学・大学院を通して全日本のテニス大会運営に携わった。この経験をレクリエーション企画で生かしたい」と意気込む。
○…昨年、家族とともに大和市に。趣味は読書と音楽。特に4歳から習っているピアノは、「追いつめられると弾きたくなる」と話すほどストレスの発散になるという。約2か月間の研修が終わってからは、公用語のひとつであるフランス語を修得するため独学で学び続けた。現地ではマダガスカル語も学ぶ。今回の派遣について家族は「やりたいことをやった方が続けられる」と応援してくれているという。「ワオキツネザルなどの希少種の動物に会えることも楽しみ」と現地での生活に胸を膨らませる。
|
<PR>
|
|
|
|
|
|
|
|
<PR>