大和市自治会連絡協議会では6月に組織規約の見直しを図り改訂。新たに線引きされたブロックの理事15人が全市的に集まる定例会を毎月開くなど、地域の問題を共有し情報交換していこうという試みが活発化している。全国的に自治会加入率が低迷しているなか、大和市での取り組みに対し、10月には愛知県豊川市からの自治会視察団が同協議会事務局を訪れるなど注目を集めている。
5回目となる定例会は11月4日、勤労福祉会館会議室で開かれた。山元哲夫会長のあいさつに続き、行政からの連絡で「国勢調査」や「防災ラジオの貸与」について、市役所の総務部総務課や危機管理課の担当職員から報告と、協力への御礼や依頼内容が伝えられた。
引き続き、各ブロックから、地区で実施した連絡調整会議の内容などが報告された。「マイナンバー制度の説明会」「避難訓練」の実施状況や歩道橋の問題、分別ゴミのアルミ缶がバケットごと盗まれた例などが紹介された。この後、2回目の開催が決まっている「自治会交流フェスタ」について実行委員会から報告があった。
さらに今回は、大和警察署生活安全課から「大和市の犯罪傾向や振り込め詐欺の現状」の講演もあった。犯罪件数そのものは年々減っているものの、県内でも大和市は発生件数が多いこと。なかでも傷害事件が昨年同時期に比べて約10件増え、2輪車盗難が多いこと等が報告された。振り込め詐欺被害は11月4日時点で、大和署管内で35件発生しており、犯人が偽装し家まで取りにくる例などを紹介し注意を呼びかけた。
効率化とスピード
「毎月開催で伝達事項のスピード化が図られた」と協議会は話す。今後、ブロック会議の報告をフィードバックし、全体会議の議題に取り上げていくことなども検討している。
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