「中央林間手づくりマルシェ実行委員会」がこのほど「第6回かながわ観光大賞」の優秀賞に選ばれ、12月1日に神奈川県庁で表彰を受けた。3万人という来場者数の多さ、全国各地から集う出店作家のクオリティーの高さ、東京急行電鉄や小田急電鉄の協力、地元飲食店や中学校吹奏楽部の参加など地域あげての取り組みであることなどが評価につながった。
「かながわ観光大賞」は神奈川県への観光客誘致や地域活性化に貢献した団体を県が表彰するもので、2010年に設置。「中央林間手づくりマルシェ実行委員会」は今回この賞に初めて応募、書類審査やプレゼンテーションを経て、優秀賞に選ばれた。出店担当の山崎美穂さんは「今年の秋冬コレクションでちょうど10回目なので、プレゼントだと思った。中央林間の人のあたたかい、おもてなしの心が通じたようで嬉しい」と受賞の喜びを語った。
高いクオリティーが人気
「中央林間手づくりマルシェ」は、春と秋の年に2回、中央林間駅周辺で開催される手づくり作品販売イベント。北海道から大阪まで全国各地のプロ・アマ作家が多数参加。そのオリジナル作品を求め、毎年歩くのが困難になるほど多くの人が訪れている。主催は中央林間手づくりマルシェ実行委員会(古木邦明実行委員長)で、メンバーは主に広報担当の中村典生さん、出店担当の山崎さん、飲食担当の上村匠さん、ステージ担当の北嶋恭子さん。
このマルシェの発端は、山崎さんが自宅の駐車場や家の中で行っていた「おうちショップ」。主婦がカルチャーを発信する場としてマルシェのようなことを行ううちに、200人ほどが訪れるように。これを見た中村さんと市イベント観光課に誘われ、5年前マルシェを開催した。出店作家は作品のクオリティやディスプレイなど審査を行い選考しているため、作家にとっても出店することがステータスで登竜門となっている。 現在は139ブースに対して、多い時で約4倍の応募があるという。マルシェは2年前に関東商工会議所連合会のベストアクション表彰も受賞している。
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