大和華道協会の会長として、3月にグリーンアップセンターで「いけばな展」を行う 大垣 鳳茱(ほうしゅ)さん 上和田在住 68歳
感覚磨き、日々研鑽
○…市内在住の華道師範とその生徒たちで構成される「大和華道協会」。今年設立65年目を迎えるこの協会には、15流派・2百人ほどが所属している。3月には、地域文化振興のために23年間続けている「いけばな展」をグリーンアップセンターで開催、会員の作品が約10点ずつ3回に分けて並べられる。「展示会は多くの方に見ていただく場でありながら、自己表現の場でもあります。やりがいを感じますね」
○…大叔母に勧められ、高校1年生の時に華道を始めた。「花を活けていく時の作り上げていく過程がおもしろくて」と今まで続けてきた理由を話す。23歳で小原流の師範に師事し、協会に入会。小原流研究院の講師として全国を飛び回りながら、役員、副会長として運営に携わってきた。会長になり今年で7年目。「役員だからこそ会員の皆様のために動かなくてはならない」と心を配る。
○…出身は香川県高松市。3人姉弟の長女で、華道や茶道、習字、そろばん、塾など様々な習い事を経験してきた。中学時代には卓球部と美術部、高校生の時には理数系が得意だったため科学系の部活に所属。特に美術部では「ガラス絵やモザイクなど色々な体験ができた」と振り返る。高校を卒業すると、デザイナーの先生に勧められ洋裁の専門学校に進学。「パーツを組み合わせて一つのものに仕上げる過程が楽しかった。いけばなに通じるものがありますね」。学業のほか、文化祭プログラムのデザインを手掛けるなど、充実した学生生活を送った。卒業後23歳で結婚し、大和へ。
○…現在は夫と2人暮らし。「月に1度、2人の娘と孫3人が遊びに来る」と嬉しそうに話す。研究院講師時代の仲間との年に1度の旅行や読書も楽しみの一つ。大切にしている言葉は「誠実でありたい」。「信頼は一度なくしてしまったら大変。ごまかせば必ず露呈してしまうと思うので、真正直でありたいです」
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