大和リバティライオンズクラブの会長として、創立40周年記念事業などに取り組む 荻窪 光男さん 深見在住 64歳
現場の声に耳傾け
○…40周年を迎える奉仕団体・大和リバティライオンズクラブ。会長として、3月の横浜での式典に臨むほか、様々な記念事業に取り組む。昨年12月にはその一環として、クラブから東日本大震災の被災地、岩手県陸前高田市にワゴン車1台を寄贈した。「3年前に陸前高田の市長から要望があって、ようやく実現できたよ」と、笑みを見せる。
○…ボランティアを一緒にやろうと友人に誘われ、入会したのは25年前。当時はバブル真っ只中で、クラブの活動も金銭面の支援が中心だった。「支援しても実感がなく、何の感動も得られなかった」と、2年ほどで一度退会。半年間にわたり仲間から誘いを受け、復帰した。その際に意見として出したのは、労力中心の奉仕活動を行うこと。以後、クラブでは高齢者や障害者施設の訪問をはじめ、子どもたちへの薬物乱用防止教室の実施、被災地を訪れての支援など、実際に現場へ行き、そこの人たちからの声を聞くことを大切にした活動にも取り組むように。
○…生まれも育ちも地元、深見。農家だった実家では家畜も飼っており、小学校から帰るとエサやりが自身の仕事だった。身長は当時では大柄な177センチメートル。顧問に誘われ、中学高校ではバレーボール部で汗を流した。大学に進学するのと同じ頃、兄の屋根工事会社の手伝いもするように。25歳で独立し、妻と二人三脚、無我夢中で働いた。現在は会社も成長、10年前には息子に社長職を譲ったが、今も屋根の上に立つことが多い。「昔ながらのお客さんから頼まれることもあるからね」
○…4人の子どもと孫7人。孫たちは隔週で遊びに来るという。「騒がしいけど、嬉しいよね」と好々爺の表情。ゴルフや料理、生け花と多彩な趣味も「今はクラブの活動が中心だね」と苦笑い。仕事もクラブも大切にしているのは「まず人の話をきく」。30、40代も多いクラブで、メンバーたちの声に耳を傾ける。
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