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大和版 公開:2016年6月10日 エリアトップへ

大和署管内 振り込め詐欺 ほぼ倍に 県下ワーストの被害

社会

公開:2016年6月10日

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 振り込め詐欺の被害が後を絶たない。大和警察署(池田光夫署長)管轄内での発生件数は、今年1月から5月末までの集計で昨年同期間の倍近い31件。被害総額は7300万円に上る。この件数は、県下ワーストクラスにあたる。

 大和警察署生活安全課によると、詐欺の手法はこれまでと同様の手口だという。それでも昨年(16件)の倍近い31件が発生した背景には、「昨年以上に詐欺グループの活動が活発的になっているからではないか」と分析する。

 振り込め詐欺には【1】オレオレ詐欺【2】還付金詐欺【3】架空請求詐欺【4】融資保証金詐欺、の4種類がある。大和署の5月末統計で一番多かったのはオレオレ詐欺で22件(昨年9件)。続いて、架空請求詐欺の7件(同5件)、還付金詐欺の2件(同2件)。そのうち、オレオレ詐欺と架空請求詐欺は県下最多の発生件数となった。

「私は大丈夫」と思わない

 被害が増えているオレオレ詐欺の手口に変わりはない。「携帯電話をなくしたから、普段と違う番号からかけている」「風邪をひいたから、違う声に聞こえるかもしれない」。このような理由でも、いざ我が身に電話がかかってくると動揺して騙されてしまうケースが多い。金を支払った後にようやく冷静さを取り戻し、警察に相談するのだそうだ。

 担当課は、「被害を減らしていくためには『私は大丈夫、騙されない』とは決して思わないことが重要だ」と話す。実際、被害に遭った人には、「振り込め詐欺」の存在を知っており、かつ「私が騙されるわけない」と思っていた人たちが多い。自分にはつけ入る隙があると言い聞かせておくことで、不測の事態にも心の余裕が生まれるという。

「ガイダンス」詐欺に注意

 被害に遭うのは高齢者が多いが、犯罪に遭わないためには若い世代の協力も必要だ。日頃から子や孫と会話していたことで、「風邪をひいた声とも違う」と判断し、詐欺を未遂で防ぐことができた事例もある。

 また新傾向として、電話を取ると「○○郵便局です」とガイダンス音声が流れ、指示に従っていくうちに騙されるといった詐欺が増えている。「たとえガイダンスでも油断禁物です」と同課は注意を呼びかけている。

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