大和市陸上競技協会が市内小学生を対象に昨年から開講している「大和みらい陸上教室」。この教室で指導やサポートをするスタッフが、9月のマスターズ全日本大会や10月の県大会で優勝するなど次々と好成績を収めている。
マスターズ陸上大会は、男女ともに35歳以上の人が5歳刻みのクラスに分かれて行う競技大会。9月に新潟で行われた全日本マスターズ陸上選手権大会には、「大和みらい陸上教室」でスタッフを務める内田眞一さん、清水仁志さん、益田はるみさんが出場し、優秀な成績を収めた。
好成績続々と
内田さんは50代の4×400mリレーのアジア記録を持つ実力者。清水さんと出場した55―59歳クラスの4×400mリレーでは、大会新記録で優勝。また、内田さんは4×100mリレーにも出場し、こちらも大会新記録で優勝した。内田さんは、「仲間と優勝できたので、充実感がある」と大会を振り返った。清水さんも、「大会新を狙っていたので嬉しい」と話した。
今回が初の全国大会出場となった益田さんも活躍。50―54歳クラスの800mに出場し、見事優勝。同クラスの4×400mリレーでも前回大会までの大会記録を上回り準優勝した。「大会1週間前に肉離れしてしまったが、自分でも驚くほどいい走りができた」と益田さん。若い頃に陸上経験はなく、中距離の練習を始めたのも最近だという。
10月に大和スポーツセンター競技場で行われた神奈川マスターズ陸上競技選手権でも「大和みらい」スタッフが目覚ましい活躍をした。三枝一春さんが50―54歳クラスの400mで優勝、佐藤心雄さんが35―39歳クラスの5000mで優勝(総合でも優勝)したことをはじめ、4人のスタッフが表彰台にのぼった。
児童に勇姿「嬉しい」
この教室の立ち上げメンバーであり、「タムタムランニングクラブ」代表の佐藤さんは一連の好成績について「内田さんのもとで質の高いトレーニングを積めたことが結実した。普段子どもたちには、走る楽しさを知ってもらうことに価値を置いて指導しているが、私たちの頑張りが彼らの刺激になったようだ。そのことも本当に嬉しく、やりがいを感じる」と笑顔で話した。
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