神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
大和版 公開:2016年12月16日 エリアトップへ

第4次厚木基地騒音訴訟 自衛隊機飛行差し止め認めず 最高裁、2審判決を破棄

社会

公開:2016年12月16日

  • LINE
  • hatena
厚木基地上空を飛行する航空機
厚木基地上空を飛行する航空機

 大和市と綾瀬市にまたがる厚木基地の周辺住民らが、騒音被害の解消を求めて国に飛行差し止めと損害賠償を訴えた「第4次厚木基地騒音訴訟」の上告審。その判決が12月8日、最高裁判所で出された。2審で東京高裁が命じた自衛隊機の夜間早朝の飛行差し止めや、将来分として2016年末まで認めた損害賠償を破棄するなど、住民側の逆転敗訴が確定した。

 基地周辺などの約7千人が原告となり、07年12月に提訴した第4次騒音訴訟。今回は民事訴訟に加え、行政訴訟でも提訴を行った。

 この日の最高裁判決では、飛行差し止めに関して、自衛隊機の運航の公共性や公益性、住民の騒音被害、国による被害軽減措置などを総合的に判断。住民の被害を「軽視できない」と認める一方、「自衛隊機の厚木基地における運行が、日本の平和や安全保護の観点から極めて重要」との判断を示した。また、午後10時から午前6時までの飛行訓練を自主規制していることや、これまで1兆円を超える予算を住宅への防音工事などに使っている状況などを踏まえ、「自衛隊機の運航が妥当性を欠くとは言えず、裁量権の逸脱に当たらない」と結論付けた。

 今回の判決について、大木哲大和市長は、「国は大和市民をはじめ、基地周辺住民の大きな負担の上に我が国の安全保障が成り立っていることを踏まえ、一日でも早く空母艦載機の移駐を完了させるなど、航空機騒音被害の解消に向け全力で取り組んでほしい」とコメント。

 また、厚木基地爆音防止期成同盟の大波修二委員長は「憤りを感じている。2審の東京高裁では、裁判官が現場に足を運び判決を出したが、最高裁の裁判官は住民被害を実感として把握していない。だから、住民よりも国に近い立場に立った判決になったのだろう。今後は、第5次訴訟の準備を進める」と話した。

大和版のローカルニュース最新6

地元舞台にソロデビュー

大和市出身 雪野凪さん

地元舞台にソロデビュー

引地台でMV撮影も

3月29日

2年ぶり開催笑顔の花咲く

英語で歌や劇を披露

英語で歌や劇を披露

幼児〜中学生60人が

3月29日

ホーム開幕で激戦制す

ホーム開幕で激戦制す

試合後に小学生の大会も

3月29日

大和市人事

大和市人事

4月1日付

3月29日

4月に綾瀬で初公演

ロジェ・ワーグナー合唱団 好評発売中

4月に綾瀬で初公演

心に響くゴスペルなど

3月29日

相鉄線「さがみ野駅」徒歩10分

墓石撤去不要墓を新設。樹木葬墓、動物墓も。

http://www.ji-n.net/search/jiin_detail.cgi?id=366

綾瀬スマートIC近く家族葬式場

樹木葬と家族葬「ゆかりえ」 ~グリーフケア~感謝で送る家族葬

https://www.fujimishikiten.co.jp/

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 3月29日0:00更新

  • 3月22日0:00更新

  • 3月15日0:00更新

大和版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

4月に綾瀬で初公演

ロジェ・ワーグナー合唱団 好評発売中

4月に綾瀬で初公演 大和市文化

心に響くゴスペルなど

4月28日~4月28日

大和版のイベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook