神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
大和版 公開:2017年4月7日 エリアトップへ

(公社)認知症の人と家族の会 神奈川県支部の世話人として支援を続ける 小宮 勇(いさみ)さん 上和田在住 77歳

公開:2017年4月7日

  • X
  • LINE
  • hatena

この目で見る 地域のいま

 ○…「周りに認知症の方がいることは、もう特別ではない。多くの人に関心をもってもらいたい」。穏やかな話し方だが、言葉には力強さがある。認知症患者支援のための家族懇談会や電話相談などを行う団体の世話人として企画・実行の中心を担う。会を代表し県の認知症対策推進協議会の委員も務め、先月開催の「地域福祉セミナーやまと」では基調講演をした。

 ○…大和市は昨年9月、「認知症1万人時代に備えるまち やまと」を宣言。結婚し3人の子に恵まれたことを契機に大和に来て42年になるが、最近の市の認知症対策への積極的な姿勢を喜ぶ。「他市の人と話すと羨ましがられます。職員さんもとても熱心です」。自分の住む場所が暮らしやすい環境であってほしいという思いで、昨年まで市の介護サービス相談員を8年勤めるなど地域への関心も高い。

 ○…山梨県の養蚕農家の三女。「勇(いさみ)」の名は、長女次女と続き、「男の子が欲しい」という出生前の祖父の願いで付けられたそうだ。横浜の看護学校に進学し実習を重ねる中で、日常生活から関わって健康を支えたいと思い、横浜市の保健師に。家庭訪問をして老若男女の声に耳を傾け続け、37年間勤め上げた。生活の中で症状が進む認知症は保健師として無視できないテーマとなり、1981年の同会の発足から携わった。

 ○…文字や数字のデータだけではなく、実際に出向いて、話を聞いて考えることを保健師時代から徹底。「認知症についてまだ理解ができていない部分も多く、興味は尽きない」と現在も多くの研修会や講演会に足を運ぶ。仲間との行動が好きで、趣味の絵画仲間とスケッチ旅行に行くことも。「家族から『元気すぎる』と半ば呆れられることもあるが、毎日動き回れるのも、受け入れてくれる仲間がいるから。仲間は私の財産です」。今後も持ち前の行動力を生かして地域の現在(いま)を自分の目で見つめ、よりよい社会づくりに取り組む。

大和版の人物風土記最新6

甲斐 茂男さん

小品盆栽愛好会の会長を務め、このほど「小品盆栽展」を開いた

甲斐 茂男さん

中央林間在住 82歳

4月19日

加藤 和也さん

4月1日付で大和市消防本部の消防長に着任した

加藤 和也さん

深見西在勤 59歳

4月12日

板庇(いたびさし) 一郎さん

昨年50周年を迎えた「宮下神輿会」の会長を務める

板庇(いたびさし) 一郎さん

深見在住 61歳

4月5日

下河辺 治美さん

「大和市肢体不自由児者父母の会」の会長を務める

下河辺 治美さん

福田在住 55歳

3月29日

明吉 美智子さん

「第19回大美展」を主催する大和美術協会で第5代会長を務める

明吉 美智子さん

上草柳在住 85歳

3月22日

清水 明義さん

一般財団法人東京マラソン財団主催のイベントでギネス記録を更新した

清水 明義さん

中央林間在住 69歳

3月15日

大和市で葬儀なら、地元「ふじみ式典」

地域顧客満足度NO.1店を目指す創業35年以上の葬儀社です。

https://www.fujimishikiten.co.jp/

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月19日0:00更新

  • 4月12日0:00更新

  • 4月5日0:00更新

大和版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

綾瀬で初公演

ロジェ・ワーグナー合唱団 好評発売中

綾瀬で初公演 大和市文化

心に響くゴスペルなど

4月28日~4月28日

大和版のイベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月25日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook