泉の森を拠点に活動している「しらかしのいえボランティア協議会」(大濱昭会長)は、1997年の結成から今年で20周年を迎えた。同協議会は、自然観察会の開催や、動植物の保全活動などを行っている。
この協議会は、泉の森で開催される事業を市や(公財)スポーツ・よか・みどり財団と協働で運営するボランティア組織。自然に関連したイベントを市民らが主体になって行おうと、泉の森内の市自然観察センター「しらかしのいえ」のオープンと同年に発足した。
現在のボランティア登録者数は約100人で平均年齢62歳。「泉の森観察会」などイベントの企画運営、下草刈りやシイタケ育成、自然護岸の管理、ホタルが再び生息できる環境を目指すものなど、5つの部会と3つのグループがある。
愛する自然守りたい
「皆自然が大好きだから20年も活動が続いた。いつも新しい発見があり、最初はそこまで興味がなくても、どんどん夢中になる人が多い。私もその一人です」と話すのは、発足当初から参加する大濱昭会長。大濱会長はこの20年の環境の変化もその目で見てきた。木が育ち地面に光が届きにくくなり、外来種も増加するなど、ボランティアの限界を感じることもあるという。それでも行政では行き届かない地道で継続的な活動は、森の運営に欠かせない。
会の悩みは、ボランティア数の減少だ。貴重な自然を守るための活動を支えるボランティアは随時募集している。応募は高校生以上。
周年企画メジロ押し
同協議会では20周年記念企画として、イベント参加者全員にミニ図鑑(はがき)をプレゼントしている。11月には外来種の駆除を目的とした湿生池のかいぼり(水を抜き泥をさらうこと)を企画している。(問)【電話】046・264・6633
|
<PR>
大和版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
|
<PR>