大和東高校1年の武井道寛君(藤沢市在住)が、7月31日(月)から川崎グランドボウルで開催される「第41回全日本高校ボウリング選手権大会」に出場する。武井君は、上位28人が進める決勝戦に残り、最終的に「8位入賞したい」と目標を語った。
武井君がボウリングを始めたのは、小学校2年生の時。父・創さんの勧めで、子どもボウリング教室に通ったのがきっかけだった。すぐに魅力に取りつかれ、様々な大会に出場。小・中学時代から全日本大会に出場するなど経験豊富だ。
4月に大和東に入学。当時、同校にはボウリング部がなかった。武井君は学校の代表として大会出場できるよう、学校に部の創設を要望。学校側も了承し、部員1人の「ボウリング部」が急きょ創設された。
翌5月に鎌倉で行われた県総体で武井君はいきなり個人の部で6位に入り、全日本選手権の出場を勝ち取った。他にも6月に栃木・宇都宮で行われた関東地区大会でも6位に入賞するなど、学校の期待に応える活躍を見せている。
現在は、地元の江ノ島ボウルで1日3時間の練習を週3回こなすほか、家での自主トレも行う。先月には、同ボウルで行われたプロアマ146人が集まる大会で優勝するなど、好調が続いている。
小学生のころから試合で「緊張しない」という精神的な強さが武器。将来はプロになりたいとの夢も持っている。現在は部員1人だが、武井君の活躍次第で新たな部員が集まれば、来年以降、団体戦の参戦も可能になる。その双肩にかかる期待は大きい。
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