女性による防犯団体・大和女性防犯会(小菅陽子会長)が、平成29年安全安心な街づくり関係功労者として内閣総理大臣表彰を受賞した。今年の受賞は全国で10団体のみで、県内では同会が唯一の受賞だった。
表彰は犯罪に強い社会実現のため、安全安心なまちづくり推進に顕著な功績のあった個人・団体を顕彰するもの。表彰式は10月13日に首相官邸で行われた。
小菅会長は「受賞は皆が喜んでくれた。とても励みになる一方で、責任も感じる。『あんな活動で内閣総理大臣賞をもらったの?』などと言われないように今後もできる範囲で活動を継続したい」と語った。
大和女性防犯会は、1998(平成10)年4月創立。自治会連合会などから「女性だけの防犯会を」との声を受けたもので、各地域から推薦を受けた女性たちで結成された。任期は2年で再任あり。小菅会長を始め4人が結成当初からのメンバー。現在の会員は21人で40〜70代の「心と時間に余裕のある女性」(小菅会長)。主な活動は、揃いの黄緑色の帽子やベストを着用し、毎日の登下校時の声掛けや定期的パトロール、各種イベントやキャンペーンへの参加、防犯啓発など。中高生が行う防犯ボランティア活動では、活動に参加するだけでなくノウハウを伝授するなど、次世代のリーダー育成にも貢献している。
同会は10月26日に大和警察署を訪れ、小林仁署長に受賞を報告。小林署長は、「表彰対象として、県の代表になるだけでも大変なこと。防犯パトロールや中高生との交流など、女性ならではの目線やコミュニケーションが評価されたのだと思います」と会員たちを労った。
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