大和市は市文化芸術賞の受賞者を発表し、文化の日である11月3日、シリウスの芸術文化ホール・サブホールで表彰式を行った。
賞は市文化芸術振興条例に基づくもので、高い芸術性を有し、市内を中心に優れた創作活動を行っている芸術家や、長年にわたり文化芸術の発展に貢献した人などに毎年、贈られている。「文化芸術賞」「文化芸術振興賞」「文化芸術未来賞」の3つで構成されており、今年度は竹内鳳仙さん、富澤裕さん、萩原千代さんがそれぞれ選ばれた。
竹内鳳仙さん
文化芸術分野での活躍が顕著で、功績を称えることが市の文化芸術振興に寄与すると認められる人や団体に贈られる文化芸術賞。
受賞した竹内さんは書家で、市文化祭一般公募展・書の部の審査員を通算22年担当したほか、毎日書道展の審査員や参与会員、名誉会員なども務めた。また、(一財)毎日書道会の総務や参事、(公社)全日本書道連盟評議員、(公財)独立書人団参事を歴任。市書道連盟では顧問を務めるなど、市内外の書道家のけん引役として活躍している。
富澤裕さん
市の芸術文化振興に長年にわたって貢献し、その功績を称える必要があると認められる人や団体に贈られる文化芸術振興賞には、作曲家で指揮者の富澤さんが選ばれた。
指揮では野口政男、小林研一郎の両氏、作曲では西崎嘉太郎、青島広志の両氏にそれぞれ師事。アニメーション映画「天空の城ラピュタ」主題歌『君をのせて』の合唱曲の編曲をはじめ、数多くの合唱曲の作曲を手掛けている。また、全国の小学校で合唱指導をしており、母校の市立深見小学校をはじめ、100校以上を訪問。音楽の楽しさを子どもたちに伝えることに大きく貢献している。
萩原千代さん
未来の活躍が期待され、その活動を称えることが受賞者の活動を後押しし、ひいては市の文化芸術振興に貢献すると期待できる人や団体を表彰する文化芸術未来賞。
受賞した萩原千代さんは、ショパンの愛弟子カール・フィルチュ研究の日本での第一人者。ルーマニアで同氏の研究を重ね、昨年6月にはフィルチュの日本初盤となるCDアルバムを発表した。そのCDはビルボード・ジャパン・トップ・クラシカル・アルバムで1位を記録。また、市内では、親子コンサートを継続して開催するなど、市の文化芸術振興に寄与している。
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