NPO法人誠志会館(人見龍誠館長)に所属する大和小学校6年生の佐藤楓君が、11月25日に大和スポーツセンターで行われた全国各流防具付オープン空手道選手権大会の学年別「形の部」で優勝した。また、大和小5年生で弟の瑞君も学年別「組み手の部」で準優勝した。
12回目となる今回の全国大会では、関東を中心に北海道や大阪などの団体が参加し、幼児からシニアまでが年齢・学年・性別に分かれて行う個人戦と、団体戦が行われた。
全国大会で初優勝を飾った楓君は「小学生最後の大会で初優勝でき、とても嬉しい。優勝の瞬間、声を上げて親が喜んでくれた」と嬉しそうに語った。形では、タイミング、リズム、スピード、バランスなどが評価のポイント。これらに加え、「気合の声を大きく出して挑んだことが優勝につながったと思う」と楓君は大会を振り返った。新しい形を習得するのが楽しく、練習も好きだという楓君。中学に進学しても競技を続け、また優勝することを今後の目標に掲げた。
弟の瑞君は、突きや蹴りを繰り出して戦う「組み手」の学年別で準優勝した。僅差で優勝を逃し悔しさはあるものの、「勝ったことのない強い相手に勝って決勝まで行けたことが嬉しかった」と笑顔で話した。
瑞君の持ち味は突き。大会に向け「拳立て伏せ」でトレーニングし、本番では相手より先に素早く技を出すことができたため、決勝まで勝ち上がれたという。
佐藤兄弟は週4回の道場での練習に加え、毎日自宅で自主練習をしている。2人とも「ライバル」という意識はなく、共に高みを目指す存在。自主練習では、お互いに観察して、良いところを真似し、悪い点を指摘し合って技術を磨いているという。
大会委員長も務めた人見館長は「地元大和で開催された全国大会で、道場生から優勝者、準優勝者が出てとても喜ばしい。佐藤兄弟は、声が大きく気迫たっぷりでとてもよかった」と称えた。
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