大和市は2月1日、駐輪場施設の設置や運営に関する協定を、アイキューソフィア(株)(東京都新宿区・中野里美代表取締役社長)と締結した。大和、中央林間両駅周辺で同社の駐輪場シェアサービスを活用することで、買い物客など短時間駐輪者の放置自転車減少をめざす。
市が協定を結んだアイキューソフィアは、駐輪場シェアサービスの「みんちゅう」を昨年8月から運営している。このサービスでは、スマートフォンを使って、店先など事前に登録された狭い空きスペース等を、有料駐輪場として貸し借りすることができる。広い土地や新たな駐輪機器の設置も不要なため、駅周辺などでの新たな駐輪スペース確保が期待される。
短時間放置で対策
市によると、駐輪場整備や放置自転車に対する見回りなどにより、通勤通学で駅に通う人の駐輪場利用率は向上し、撤去台数は年々減少しているという。
しかし、駅周辺の不正駐輪への警告台数は毎年7万台前後で横ばいなことから市は、買い物客などが「店の近くに駐輪場がない」などの理由で、歩道などに短時間、自転車を放置するケースが多いと分析。駅周辺に小規模な駐輪場を多数配置する方法を検討するなかで、同社のサービスを知り、今回の協定締結となった。
対象は大和、中央林間両駅周辺のみんちゅう提携駐輪場。予約や貸し借りは同サービスを使った手続きとなり、市は巡視員によるパトロールや不正駐輪自転車への警告、移動保管を担う。また、商店会などへの駐輪場設置の依頼協力も行う。
協定による運用は15日から開始。すでに同サービスでは、両駅周辺で駐輪場の登録がされており、利用可能となっている。
|
<PR>
大和版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
|
<PR>