大和版 掲載号:2018年6月1日号
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大和市の手話通訳の草分け的存在で手話サークル「双和会」の会長 田邊 季(ひで)子さん 上和田在住

この手でできること全て

 ○…市社会福祉協議会の法人化40周年表彰で、個人としては現在までに20年以上役員を務め受賞。また、自身が代表を務める2団体(手話サークル「双和会」、市ボランティア連絡協議会)も受賞した。「ただ長いだけの私が受賞してよいのかと思うが嬉しい」と謙虚に喜ぶ。

 ○…秩父生まれで幼少期から困っている人を放っておけない性格。生活に苦しい人がいると知ると小遣いを集めて役場に持っていくような子だった。女学校を卒業し名産品の織物「秩父銘仙」の卸問屋で働いていた頃、テレビで視覚障害者のジャズ楽団「青い風」の演奏を聴き衝撃を受ける。局に手紙を出し、楽団と文通を始め、ついには秩父公演を企画。持ち前の行動力で約400人の地元住民を協力者として集めた。「秩父で楽団を応援し続けると思ったが、見合いで大和に。人生分からないものですね」

 ○…結婚後も何かしたいと漠然と考えていた時、手話通訳の第一人者・丸山浩路さんの話を聞いた。涼しい秋の日に汗だくで通訳不足の現状を熱弁する姿に心動かされ、教室に通い手話を習得。市内初の女性手話通訳者となった。忘れもしない初舞台は平塚の聾学校のPTA説明会。緊張で自己紹介すら手話できず、ひたすら情報を紙に書きなぐって伝えた。「丸山先生に『みんな最初は一緒。10%でも伝われば相手は嬉しい』と言われ気持ちを持ち直した。当時は通訳不足で2時間やり続けたこともあった」と振り返る。

 ○…1975年に立ち上げた「双和会」には現在も毎回出席して指導する他、主に聾者に付き添って病院に行く通訳も続ける。健康に関わる大切な情報だからこそ、心がけるのは分かりやすい手話。「できることは何でもやる。必要としてくれる人がいるって幸せなことでしょ」と目を細めた。

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