大和市防火安全協会の会長を務める 島田 正由さん 茅ヶ崎市在住 58歳
「地域のため」が自分のため
○…市内137事業所が加盟する同協会。事業所の防火・防災技術の向上や災害時の行動力の育成を目的に、年に1度、消火技術大会を開催している。日本各地で、自然災害の報道が後を絶たない時代だからこそ、「大和市内での災害を少しでも減らせるように」と会長として奔走する毎日だ。
○…自身の勤める日本飛行機(株)では、安全環境を担当する。防火安全協会に関わるようになったのもそこから。現在は会社を代表し、「やまとの環境をよくする会」や「防火管理協会」の会長など多くの役職を担っている。「数が多すぎて分からなくなる」と冗談を飛ばしながらも「やるからには1つ1つを大切に。地域のための活動でも、最後には必ず、経験値として自分に返ってくるから」と強い意志を覗かせる。
○…ラジコン作りやプラモデル作りが好きだった少年時代。小6の時には自作のモーターつき飛行機を手に、大勢の大人に交じって競技会に出場。4位に入賞した経験もある。飛行機への愛は、今でも相変わらず。特に、会社から見える厚木基地にとまった飛行機と、その後ろにそびえ立つ富士山の姿は圧巻だと目を輝かせ、「あの景色を見られるのは、私たちの特権かもね」と悪戯っぽい笑顔をみせた。
○…中学生のとき、当時夢中になっていた映画音楽を、同級生がギターで弾いてくれた。「お前にも弾けると思うよ」の言葉を励みに、ギターの世界にのめり込んだ。高校生になる頃には、作詞・作曲も手がけるほどに。今でも、旧友とバンドを組んで、多いときには年に5〜6回ステージに上がっている。公民館の音楽祭や、視覚障害をもつ子どもたちへのライブなど、活躍の幅は多岐にわたる。「忙しくても、合間を縫って続けていきたい」と目尻を下げた。
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